人事制度の改悪は即時停止すべき
2021.04.22

このブログでも、再三にわたって、韓国ロッテグループで大規模リストラが行われており、それが韓国で大きく報じられていることを問題として取り上げましたが、この度、ロッテの社員の方から日本のロッテにおいても「人事制度変更の名の下で人件費削減の動きがある」というご意見が当会に寄せられました。

 

ご本人からの当会ウェブサイトへの掲載にご同意が示されていますので、そのご意見を紹介します。(誠に勝手ながら、当会の判断により、ご本人の特定につながらないよう、文意の変わらない範囲で一部編集させていただいております。)

国内でも3月から4月にかけて人事制度変更の名の下、人件費削減の動きがありました。

まず上位者の降格が乱発されました。数十名以上の規模でした。優秀な上位者が降格に該当するような事はしていないのに降格になったということもありました。当然ながら、T、K派(※)だった人達は無傷です。

さらに今後、若手から中堅の社員の扱いも悪くなりそうです。名目としては若手を早く抜擢することになっている新しい制度ですが、聞こえてきた話では、試験を受ける人数が増えるだけで合格者は増えないということでした。試験に落ちた人という悪い印象だけが早い段階で付与される。そのことで自主退職に追い込むといった制度になっていると考えられます。

周りの社員達皆、これらの動きはリストラの前触れではないかと怯えています。

※当会の判断で人名をイニシャルに変更しています。

 

韓国のロッテグループでは、大々的に従業員をリストラする傍ら、経営トップが巨額の配当や役員報酬を受け取るという理解不能な経営が横行しており、そんな折に人事制度の変更や降格が発表されたとすれば、日本の従業員の方々にも不安が広がっていることは想像に難くありません。

 

自分の仲間たちだけが温存され、その他の社員にしわ寄せがいくなどということは行くというのはあってはならないことであり、決して許されることではありません。

 

ロッテホールディングスの株主として、しっかりと監視し、徹底的に問題提起を行ってまいります。ロッテの従業員の皆さんにおかれては、経営陣や経営実態に問題があれば当会への情報提供をお願いします。当会は、情報発信や株主としての行動によって経営正常化を追求してまいります。