経営トップの高額報酬が韓国の国会でも批判の対象に
2025.09.19

韓国ロッテグループの会長である重光昭夫の高額報酬について、韓国の国会でも批判の対象となっています。

 

このブログでも度々、業績不振が続いている中で、グループのトップである重光昭夫が多くの報酬を様々な子会社群から吸い上げていることに疑問を呈してきました。

ロッテの非常経営体制② | ロッテの経営正常化を...当会はロッテにおける経営上の混乱を一刻も早く収拾し、愛される製品を生み出す本来のロッテにもどすべく設...https://www.l-seijouka.com/blog/1477

業績回復できない経営トップがなぜ | ロッテの経...当会はロッテにおける経営上の混乱を一刻も早く収拾し、愛される製品を生み出す本来のロッテにもどすべく設...https://www.l-seijouka.com/blog/1394

 

報酬はあくまでも業績や企業価値向上などへの貢献の対価として受け取るべきであり、まして常勤の実態がないにも関わらず、常勤役員としての報酬を受け取ることがあるとすれば、あってはならないことで、従業員だけでなく株主などステークホルダーにとっても到底理解できない非常識な行動だと思います。

■ロッテ辛東彬会長、7系列会社から報酬216億ウォン…「タコ足式報酬」を是正へ

2025年9月11日 ローリーダー

https://www.lawleader.co.kr/news/articleView.html?idxno=16983

 

  • ロッテの辛東彬会長は2024年に7系列会社から計216億ウォンの報酬を受け取った。
  • これを受け、祖国革新党は「実質的な職務遂行なしに複数系列から報酬を得る慣行」を制限する法人税法改正案を発議。
  • 改正案は、勤務日数や取締役会出席など職務遂行の裏付けがない場合、報酬を損金算入できなくすることが柱。
  • 経済改革研究所の報告書によれば、辛会長の報酬は従業員平均の17~442倍に達し、「タコ足式報酬」の象徴とされた。
  • 議員は「名ばかり役員報酬」を制限すれば、株主配当の拡大や企業価値向上につながると強調している。